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会議での意見の対立(コンフリクト)を解消する

会議を進行していると必ず発生するのがコンフリクトです。コンフリクト(conflict)は、論争や対立、利害の衝突が起こり、緊張状態になることを指す用語です。海外企業とのやり取りや外国人の採用の増加、ビジネスをスピードを上げる為にも即戦力となる中途採用の増加など、多種多様な考え方人材が企業内にも増えてきています。

長年の年功序列、日本型企業の美徳して「長いものに巻かれる」「出る杭は打たれる」とばかりに会議でもコンフリクト避けてきた歴史があります。しかし、会議に必要なのは実はコンフリクトでありお互いの意見をぶつけ合いながらより良い方向に軌道修正、合意形成を図っていくことが求められています。


会議での意見の対立(コンフリクト)を解消する"

コンフリクトを歓迎する

前職でも経験をしましたが、上司が司会進行している会議では上司の思い描いている「結論」に導き出すために、部下の積極的な発言に対しても「それではうまくいかない」「前例がない」などと否定をして一方的に話を進められていくことはないでしょうか。これでは参加している部下は「どうせ何を言っても採用されない」「言うだけ無駄」と考えたり、意見を言うことを諦めてしまい、会議というより上司の独演会になりがちです。

特に司会進行役は自分の意見を押し付けるのでは無く、あくまでも中立の立場で進行し意見の対立が出ても「なるほど。お互いにそういう意見もあるのですね。一度皆さんで検討してみましょう。」とポジティブな反応を示すことが重要です。上司の意見だけを積極的に採用する、特定の部署の意見だけを重要視するでは結果として得られる結論は非常に偏ったものとなり、不公平感だけが残ることとなります。


ホワイトボードを活用する

最近ではWeb会議が増えておりホワイトボードは活用せずに会議を行っている企業や団体も増えていると思います。ですが会議を行う場合は必ずホワイトボードを使うように心がけて下さい。Web会議の「Zoom」にはホワイトボードの機能も利用できますので是非活用してみてください。

意見対立の時に良くあるのが「何が対立点なのか?」が分からなくなることです。わたくしの前職で良くあったのは役員と総務責任者との意見対立でした。意見の違いから最後には「あなたがそういう処理の仕方をするから」とその人の意見では無く、個人のやり方や性格を攻撃し始める、、、そうなると何が論点なのかが分からくなり会議が停滞する事もしばしばでした。

まずは意見とパーソナリティの部分を切り分ける必要があります。そして司会進行者はその意見に対して「皆さんはどのようにお考えですか?」と意見に意見をいうように誘導する必要があります。ホワイトボードを活用することで論点が明確になり「空中戦」が回避されます。人間は文章やキーワード等、目の前に具現化されたものに対しては思考が活性化するのですが、ぼんやりとしたものには脳があまり働かないそうです。


互いのWin-Winの解決法を探す

先ほどの空中戦に触れましたが、ホワイトボードに文章化をしてみると思い込みや認識違いがある場合があります。 それぞれの表面的な意見で議論をするのではなく、司会進行はその裏に隠された真の目的を炙り出す必要があります。 例えば「Aさんの主張は〇〇ということが目的と解釈してよろしいでしょうか」と問いただすと「いやそうではなくて××なんですよ。」と冷静に書き出していると認識がズレている事に気づく事があります。その為にも双方の真意を明確にする必要があります。そして対立点を明確にした後、お互いにとってWin-Winになるポイントを探り出し解決方法を導きだしていきます。


以上がコンフリクトとその解消方の一例をご紹介しました。プロのコンサルテンィングでも数ある意見やアイデアの中から結論を導き出したり、コンフリクトの解消は難しい部類に入るそうです。それだけ会議進行にはある程度の進行の計算と技術が必要であることが分かります。意見の対立を拒否するのではなく、むしろ歓迎しつつ健全な議論を重ねてWin-Winになる解決方法を導き出してください。